「耐刺」と書いてあるグローブを買ったのに棘が通った、という経験がある方は少なくありません。耐刺グローブは素材と厚みによって防げる棘の種類が変わります。扱う植物に合わせた選び方を整理します。
棘の種類と必要な貫通抵抗 ¶
バラの棘は太くて硬く、牛革の手のひら部分があれば多くの場合は防げます。茨(ノイバラやカラタチ)の棘は細くて鋭く、角度によっては革でも貫通することがあります。ヒイラギの葉の棘は先端が非常に鋭く、指先から入ることが多いです。サボテンや多肉植物の細い棘は、布製グローブでは防ぎにくく、革製か合成皮革の厚手タイプが必要です。扱う植物の棘の性質を確認してから素材を選んでください。
牛革グローブの特徴と手入れ ¶
牛革は耐刺性と耐久性のバランスが良く、庭仕事用グローブの素材として最もよく使われます。厚さ1.2mm以上の牛革であれば、バラや一般的な茨の棘に対して十分な貫通抵抗があります。革は使い込むと手に馴染んで扱いやすくなりますが、濡れたまま放置すると硬化します。使用後は乾燥させてから、ミンクオイルを薄く塗ると長持ちします。
合成繊維グローブの利点と限界 ¶
合成繊維製のグローブは軽くて洗いやすく、通気性が高いという利点があります。ただし、細くて鋭い棘に対する貫通抵抗は革製より低いです。軽い草むしりや、棘の少ない植物の管理には向いていますが、バラや茨の剪定には革製を選んでください。洗濯機で洗えるモデルは衛生的に保ちやすく、頻繁に使う方には便利です。
サイズ選びと指先の感覚 ¶
グローブのサイズが大きすぎると、指先の感覚が鈍くなり細かい作業がしにくくなります。また、余った布が棘に引っかかりやすくなるという問題もあります。手のひらの周囲を測り、サイズ表に合ったものを選んでください。迷ったときは大きめより小さめを選ぶほうが、棘の貫通を防ぐ観点では安全です。当店はS・M・L・LLの4サイズを常時在庫しています。
耐刺グローブは、素材とサイズが合っていれば棘による怪我を大幅に減らせます。直接相談するのが難しい場合は、よくある質問をまとめたページも参考にしてください。